銃の所持許可を取得しよう ②初心者講習の受講

2020年4月29日

こんにちは、blueです。

前回の記事では銃所持許可の概要をざっくり説明しましたが、いよいよ銃の所持許可の取得に向けて本格的に解説していきたいと思います。

最初は座学がメインの初心者講習についてです。
手続きもそれほど難しくなく、講習を受けてテストを受けて証明書をもらうだけですので気楽に頑張りましょう。

1.初心者講習の受講申請

最初に初心者講習を受講するための申し込みをします。

申し込み先は住所地を管轄する警察署になっています。 初心者講習の開催日程は都道府県ごとに異なるため、住んでいる都道府県の警察のホームページなどで開催日程を確認した上で、 住所地を管轄する警察署の生活安全課に事前に電話で連絡をして詳しい内容を確認してから申し込みましょう。

ちなみにですが、講習会は初めて所持許可を受ける人が受講する初心者講習と、所持許可を更新する人が受講する経験者講習があります(どちらも共通の申込書が使われる)。ホームページによってはこの二つの日程をまとめて記載しているものがあるため、開催日程を確認する際はきちんと「初心者講習」の日程を確認するよう注意しましょう。

申し込みに必要な書類は以下の通りです。

  • 猟銃等講習申込書
  • 申請者の顔写真
  • 受講料
  • 印鑑

詳しく説明していきます。
・猟銃等講習申込書
https://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/seian/jutohokaisei-sinsei/futan_keigen/19kousyuu-zyukou.pdf
このリンクは北海道警察のものになっていますが内容は変わらないので問題ないと思われます。他のサイトでダウンロードする場合、申込書の「公安委員会殿」と書かれている箇所に都道府県名があらかじめ記されているもの(○○県公安委員会様、と書かれている)があるので注意してください。また、申込書の日付を書く欄に「平成」と記されているものもあるので注意してください。

必要事項を記入して提出します。

・申請者の写真
提出前6か月以内に撮影された無帽、正面、上三分身、無背景の縦30×横24mmのものを使います。裏面に名前と撮影年月日を書きましょう。

・受講料
6800~6900円。都道府県によっていくらかばらつきがあります。収入証紙または現金で支払います。都道府県によって収入証紙が廃止されているところもありますので、この辺も事前に警察署に連絡した時に聞いてみるといいでしょう。

・印鑑
申込書に使うほか、収入証紙で支払いする場合は割り印を押す必要があるため準備しておきましょう。

これらの準備ができたら警察署に連絡してアポを取って申し込みをしに行きましょう。
僕が申請書類を出しに行ったときは、書類を出すときに警察の人と5分ほど軽い面談(なぜ銃所持許可が欲しいか、みたいな)をしました。

申し込みが受理されると「猟銃等取扱読本」というものがもらえます。初心者講習では講習を受けた後に試験もあるので事前に一通り読んでおきましょう。

猟銃等取扱読本。頑張って読もう…

2. 初心者講習の受講

初心者講習会では法令関係と銃の取り扱い関係についての講習を受け、その後試験を受けます。受講場所によって違いはあると思いますが、僕の場合は午前中に講習を受け、午後から講習を少しと試験、といったスケジュールでした。

講習を受講した警察署の中にあった食堂で食べたお昼ご飯。すごい安全な場所でご飯食べてる感があった。

事前にもらった猟銃等取扱読本を基に、警察の方や猟友会の方からの講義を受けます。僕の時は試験に出そうなところや手続きを行う上で重要な事柄などは赤線引いてーと教えてもらえました。

講習を受けた後に試験を受けます。〇×問題で50問出題され、45問以上で合格となります。

ネットを見ると難しい、合格率が低い等色々ネガティブな意見が多いですが、僕が受けたときは確かみんな合格していました。僕はもらったテキスト(猟銃等取扱読本)を事前に読んで当日講習を受けたら難なく合格しました。

試験がについては全く記憶がないので印象に残るほど難しい問題は出なかったんだと思います。講習の時に出そうなところを講師の人が教えてくれるかどうかで難易度が変わりそうな感じはします。

事前に猟銃等取扱読本をしっかり読み込んでおけば何とかなる難易度だと思いますが、間違いなく狩猟免許のテストよりは難しいので甘く見ずにしっかり勉強してから当日に臨みましょう。

3. 講習修了証明書の交付

試験に合格すると「講習修了証明書」がその日のうちにもらえます。
講習修了証明書の有効期限は交付された日から3年以内ですので注意してください。

講習修了証明書

4.まとめ・参考URL

ここまでで第1ステップの終了です。初心者講習の受講は銃所持許可の流れの中でも比較的簡単なステップだと思います。とはいうものの試験が簡単だという訳ではないので事前の勉強はしっかりして自信をもって合格できるように頑張りましょう!
次回はいよいよ実際に銃を撃つ「射撃講習」について解説していきたいと思います。


環境省 狩猟の魅力まるわかりフォーラム
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/

北海道警察 猟銃又は空気銃の所持許可等の手続に係る申請者の負担を軽減するための措置
https://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/seian/jutohokaisei-sinsei/futan_keigen/futan_keigen.html