狩猟免許を取得しよう!
②狩猟免許試験の受験申込
狩猟免許試験の申し込みをします。
申請に必要な基本的な提出書類は以下の通りです。
- 狩猟免許申請書
- 医師の診断書
- 写真
- 申請にかかる手数料
それぞれ解説しながら紹介していきます。
・狩猟免許申請書
狩猟免許の試験を受講するために必要な申請書です。受験する免許の種類ごとに1通必要になります。各都道府県ごとに書類の形式が若干違うため、下記リンクからお住まいの地域の狩猟免許情報サイトにアクセスし、申請書をダウンロードしてください。
各都道府県の狩猟免許に関する問い合わせ・申請先一覧はこちらから
・医師の診断書
鳥獣保護管理法第四十条の二~四に該当しないことを証明するために医師から診断書を書いてもらう必要があります。
医師の診断書といっても何科にかかればいいんだよ...と思いますよね?
僕も思いました。
とりあえず精神科で出してもらえるならそれが一番無難だと思います。
ここに関しては正直調べても明確な回答がヒットしなかったので、不安な方は狩猟免許の申請先(上のリンク)に問い合わせして確認してみてください。申し訳ありません...そもそもそううつ病は精神科、てんかんは脳の病気だから脳神経外科とかで治療するもののようなんだし、一枚の診断書でいいもんなんだろうか...
診断書を書いてもらうために病院に行く場合、事前に狩猟免許を受けるために診断書が欲しいという旨を病院に連絡をしたうえで病院にいくとスムーズに診断書を出してもらえます。
一応診断書の例が必要かどうかも病院に確認しておき、 必要な場合は下記リンクからダウンロードしてください(北海道のホームページのものですが診断書に都道府県は関係ないので問題ないと思います)。
もし、もうすでに銃の所持許可を受けている方の場合、銃所持許可証の写しを診断書の代わりとして提出することができます。
・写真
縦3㎝×横2.4㎝ の写真で、申請前6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、無背景のものを使いましょう。
・申請にかかる手数料
免許1種類につき5200円、2種類の免許について申請する場合は10400円を現金または収入証紙で納付しましょう。
以上が狩猟免許の受験申込に必要な基本的な提出書類です。
各都道府県の狩猟免許申請にかかる書類をいくつか調べてみたところ、都道府県によってかなりばらつきがありました。上にあげた基本的なものに加えて
・返信用の封筒
・住民票の写し
・本人確認書類の写し
などが必要な場合もありますので、事前にホームページを確認したり問い合わせるなどして確認を行って下さい
準備ができましたら、これらの書類をお住いの鳥獣行政担当課に提出しましょう。都道府県のサイトによっては提出期限が明記されていない場合もありますが、試験日の2週間前までに担当課に提出できるように準備しましょう。環境省のサイトに都道府県ごとの申請方法がまとめてあるのでそれを参考にして下さい。不明な点があれば担当課に問い合わせてみましょう。
診断書など入手するのに手間のかかる書類があるので、余裕をもって書類を作ってもらうようにしよう。
各都道府県の狩猟免許に関する問い合わせ・申請先一覧はこちらから
申請後受験票が届くので、試験日当日は受験票、予備講習会でもらう狩猟読本、筆記用具など必要なものをもって試験に臨みましょう。
なお、①狩猟免許予備講習会の受講と②狩猟免許試験の申込は順序が逆になっても構いません。どちらも間に合うように手続きを行いましょう。
③狩猟免許試験
試験は知識試験、適性試験、技能試験の三つからなります。
知識試験、技能試験については狩猟免許予備講習会で習ったことをペーパーテスト、実際の猟具の取り扱い、鳥獣の判別を通して審査されます。技能試験での猟具の取り扱いや鳥獣の判別については予備講習会で習った通りに、知識試験は予備講習会で習ったことを参考に事前に狩猟読本や狩猟免許試験例題集を使ってしっかり勉強しておけば問題ないでしょう。
ただ技能試験については予備講習会で学んだことに加えて「目測」という項目が入ります。
ざっくり説明すると「ここからあそこまで何m?」と聞かれて答える、というものです。 第一種銃猟の場合300m、50m、30m、10m 、第二種銃猟の場合300m、30m、10mの目測を聞かれます。
聞かれる距離がわかっているとはいえ地味に難しいです。目測については申し訳ないのですが
「気合で頑張って!!」としか言いようがないです。
頑張って下さい。
適性試験は視力、聴力、運動能力などについての試験です。試験とはいうものの、単に猟を行うのに不自由ない程度体が十分に動くか確認される程度ですので特に事前に対策をするようなものではないです。聴力については補聴器、運動能力については補助具の使用が可能なので使っている方は準備をしていった方がいいと思います。視力についても眼鏡、コンタクトレンズの使用が可能なので準備をしておきましょう。僕はコンタクトレンズをつけて試験に臨みましたが、交付された狩猟免許の免状の備考欄に眼鏡等使用と記載されています。
試験は視力検査、聴力検査をして、指を動かしたり屈伸したりして運動能力を見られて終わりです。
④狩猟免状が届く
試験に合格すると後日狩猟免状が届きます。
これでめでたく狩猟免許の取得の完了です。
ただし狩猟免許を取得しただけで猟ができるわけではありません。狩猟免許の種類の項目でも書きましたが銃猟を行う場合は銃所持許可が必要になりますし、実際に猟を行う場合はその上で狩猟を行う都道府県ごとに狩猟者登録を行わなければなりませんので注意してください。
4.まとめ、参考URL
狩猟免許の取得の流れはこのような感じになります。予備講習会を含めても1~2か月程度で取得できるので、いきなり銃の所持許可の手続きはハードルが高いなと思う方はまず狩猟免許を取得してみるのがいいかもしれません。
環境省 狩猟の魅力まるわかりフォーラム
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/
北海道庁 狩猟免許試験申請に必要な書類
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/syuryo/shinseisho.htm
大日本猟友会
http://www.moriniikou.jp/index.php
電子政府の総合窓口 e-Gov
https://www.e-gov.go.jp/
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません